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Dr. Seuss シリーズ

Dr. Seuss (ドクター・スース) シリーズの絵本の販売

Dr. Suess (ドクター・スース - 本名: セオドア・スース・ガイゼル) は世界的に有名な絵本作家の一人で、彼の作品はアメリカで知らない子供はいないといえるくらい人気です。アメリカでは多くの小学校などが毎年3月2日はNational Read Across America Dayとして彼の作品を読んで彼の誕生日を祝います。
ユーモアあふれるキャラクターとともにRhyming Words (同じ発音で韻を踏む単語) がたくさん登場しますので、読み聞かせや英語の学習におすすめです。長年愛されてきたDr. Seussの名作をお楽しみください。
Dr. Seuss (ドクター・スース) については「Dr. Suessとは|政治的風刺画、そして世界の絵本画家へ」を参照ください。YawatawaYでは彼の残した名作を販売しておりますが、彼の過去の政治的風刺画等による差別・偏見等を肯定するものではございません。

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Dr. Suessとは|政治的風刺画、そして世界の絵本画家へ

ドクター・スース、本名セオドア・スース・ガイゼルは1904年3月2日、アメリカのマサチューセッツ州スプリングフィールドでドイツ系の両親の元に生まれます。アートに惹かれイラストレイターとなったようです。彼のペンネームであるDr. Seuss (ドクター・スース) のDr. は、彼にPhDを取得してほしいという彼の父の願いに沿ったものであるといわれています。彼の絵本の特徴は奇抜なキャラクターや文章のリズムにあり、数多くの作品を手掛けています。
一方で、第二次世界大戦中はリベラルな新聞社にて侮蔑的な日本人の風刺画を数多く制作し、差別的な日本人のイメージを作った1人と言われています。豚の鼻をし、ビン底眼鏡をかけた吊り目のイラストと今では考えられないような表現を使って日本人を侮辱していました。ドイツに関してはヒトラーの狂気が悪とされる一方で、日本に関しては日本人全員が悪とされる風潮になっていたそうです。当時、アメリカにいた日系人が、彼ら彼女らもアメリカ人だったにも関わらずスパイ容疑などで収容所に入れられていた事実を考えると、胸が痛くなります。実は当時の風刺画に登場するイラストは、戦後に作成した子供向けの絵本にも登場します。
1953年、彼は第二次世界大戦による子供への影響の取材のために日本を訪れ、中村貢氏の助けをかりて日本中の学校を旅し、子供たちに将来の夢を描かせたそうです。そして、日本人に対する差別を改心し、謝罪を込めて彼は1冊の絵本「Horton Hears a Who!」を1954年に出版したとされています。その中で、「A person’s a person, no matter how small.」、つまりは「equality」を描き「中村貢さんに捧げる」とされています。
その後も彼は子供たちの絵本としてThe Cat in the Hat (1957)How The Grinch Stole Christmas (1957)Green Eggs And Ham (1960)The Lorax (1971) など、今でも多くの子供たちに愛され読まれている名作をどんどん世の中に出していきました。
1991年没。